「日本の皆さんに分かってもらえたら」長谷部誠が苦戦した“異色のドリブラー”を明かす「見えてないんだろうと飛び込むと、誘われてた」

現地6月29日に行なわれたEURO2024のラウンド16で、開催国のドイツがデンマークとドルトムントで対戦。2-0で快勝し、ベスト8に駒を進めている。

この試合を生配信した「AMEBA」で現地ドイツからリモートで解説を務めた元日本代表キャプテンの長谷部誠氏は、この試合で2点目を決めたドイツ代表のジャマル・ムシアラについてこう評した。

「今大会でも魅せてくれてますけど、非常に相手が嫌がるようなドリブルをする。僕は実際に対戦して感じてるんで、日本の皆さんに分かってもらえたら」

同じく解説の元日本代表MF戸田和幸氏から「どこにやりづらさがあったんですか?」と質問を受けると、こう答えている。

【動画】長谷部誠が称賛したドイツ10番の追加点
「懐が深いというか、足が長いので、飛び込むと足にいってしまってファウルになってしまう可能性が高い。あとは緩急のつけ方だったり、ヘッドダウンしてるんで、これ見えてないんだろうなって飛び込むと見えてて、誘われてた」

戸田氏が「ヘッドダウンすると基本的には視野が狭くなりがちなんですけど、見えている感じがする」と同調すると、「わざとヘッドダウンしてるんじゃないか(と思うぐらい)」とコメントした。

常識を覆す異色のドリブラーに、百戦錬磨の名手も苦戦したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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