高校野球兵庫大会、明石で開会式「一投一打に懸ける」 7月6日から熱戦、152チームが頂点目指す

開会式で整列した選手たち=30日午前、明石トーカロ球場(撮影・笠原次郎)

 夏の甲子園大会出場を懸けた第106回全国高校野球選手権兵庫大会の開会式が30日、明石市の明石トーカロ球場であった。出場する152チーム(157校)のうち、49チーム(50校)の選手約千人が行進し、「熱い夏」の始まりを告げた。

 熱中症対策として、2年連続で開会式と試合開始の日を分けた。開幕は7月6日で決勝は28日。部員不足のため、複数の学校による連合チームの出場が過去最多の4チームに上った。

 開会式には50年ぶりの3連覇を狙う社や前回準優勝の明石商のほか、シード校や希望したチームが参加した。選手宣誓では、県伊丹の保田聖翔主将が阪神・淡路大震災や新型コロナウイルス禍などの困難を乗り越えた高校野球の歴史に触れ、「先輩から受け継いだ諦めない気持ちを変えてはいけない。全員野球で一投一打に懸けて戦う」と誓った。(初鹿野俊)

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