災害時 アウトドア用品の使い方は 真備、デイキャンプで20人学ぶ

飯ごうで作った炊き込みご飯を取り分ける参加者

 2018年7月の西日本豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備町川辺地区で30日、災害時の避難生活で役立つアウトドア用品の使い方を学ぶデイキャンプが開かれ、家族連れらが交流しながら理解を深めた。

 小田川河川敷を会場に、地区の約20人が参加。電気や水道を使わない調理では、カセットこんろ、鍋・飯ごう、ペットボトルの水と肉や魚の缶詰で炊き込みご飯を作ったり、うちわであおいでバーベキュー用の炭火をおこしたりした。

 簡易トイレも設置され、実際に使用して凝固剤の利用や袋の取り換えに取り組んだ。

 家族5人で参加した会社員の男性(39)は「初めて鍋で米を炊いた。豪雨の時は心の余裕がなかったが、今後は落ち着いて対応したい」と話していた。

 デイキャンプは楽しく防災への関心を深めてもらおうと、地域住民らで組織する「がくまび」などが初めて企画した。

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