旭川中2女子凍死 「いじめ被害なければ自殺起きなかった」再調査委が因果関係認める

北海道・旭川市でいじめを受けた中学生が死亡した問題を巡り、再調査委員会が30日、市長に調査結果を報告し、いじめと自殺の因果関係を認めました。

再調査委員会・野村武司副委員長:
いじめ被害が存在しなければ、当該生徒の自殺は起こらなかったと結論付けています。

この問題は2021年3月、広瀬爽彩さん(当時14)が市内の公園で凍死した状態で見つかったもので、旭川市教委の第三者委員会がいじめとの因果関係は「不明」としたため、再調査委員会が改めて調査を行っていました。

先週、第三者委員会の報告書が流失した疑いが浮上したため、今津市長に実際の報告書を手渡すことはできませんでした。

尾木直樹委員長:
事務局のほうでもきっちりと秘密保持の手当てをしなきゃいけない。報告書を正式に手渡すことができなかったのは、極めて残念でなりません。

尾木委員長は、旭川市が機密保持の態勢を構築したのちに報告書を提出するとしています。

© FNNプライムオンライン