2024年6月、街の若者たちの間でマストアイテムとなっているのが『グミ』。若い世代を中心に人気を集め、2023年の市場規模が右肩上がりで972億円にのぼるほど急成長(インテージ調べ)、種類も豊富になっているんです。さらにグミは、いま若者の間で食べるだけじゃなくコミュニケーションツールとしても愛されているんです。続々増える人気の最新グミと若者の“グミ活用法”を調べました。
“グミ戦国時代”全152種類 人気のグミは?
早速どんなグミがあるのか売り場を調査すべく、たくさんのグミが揃う『MEGAドン・キホーテ成増店』へ向かってみると約80種類のグミが陳列。他にも東京都内のスーパーやコンビニにも足を運んでみると全部で152種類が売られていました。
様々な種類がある中、街の若者たちにはどんなグミが人気なのか聞いてみると…
「ソフト系」グミ
「ぷにぷにしているのがクセになる」など一番人気だったのは柔らかな食感の「ソフト系」グミ。
「本当の果実みたい」(10代)という『コロロ』や、
『ピュアラルグミ』は「もしゅもしゅっていう感じで最高においしいです」(20代)という声が聞かれました。
「ハード系」グミ
一方、歯ごたえのある食感の「ハード系」グミも人気で、「柔らかいグミだとすぐなくなっちゃたりパクパク食べちゃうけどハードだったら割ともつ」(20代)という意見の『ペタグーグミ』。
他にも、「だ~いすきです!赤くて四角くてかんだらちょっと硬めなんですけどマジでガツン!とくる味です。ヤバいです あれは」(10代)と絶賛の『男梅グミ』などが挙げられました。
「皮むき」「ドーナツ食感」個性派グミ
食感以外の魅力で人気だったのが、『ピュレグミ』のようなパウダーなどでコーティングされているグミ。
『しゃりもにグミ』は、「柔らかくてもちもちで、でもしゃりしゃりもついてる」(10代)と食感とコーティングの組み合わせが人気のようです。
さらに、SNSでいま話題となっているのが、皮をむいて食べるグミ!
ドン・キホーテで売られている『むぎゅーっと生グミ』は、少し硬めグミでできた皮をむくと、中からはぷるぷるで柔らかい別のグミがでてくるおもしろグミです。
他にも、グミを積んで楽しめる『つむグミブロック』や、2024年4月に発売されたドーナツ生地のような食感の新感覚グミ『モチド』も人気です。
グミがコミュニケーションツール化!?
種類の数だけ好みも様々!そんなグミを若者がどんなときに食べるのか聞いてみました。
グミ活用法①勉強や仕事の「やる気スイッチ」
活用法のひとつが、「気持ちの切り替えのタイミングとして食べる」(20代)、「やらないといけない課題とか逃げちゃいけないことは『これかんで終わったらやるぞ!』」(20代)という意見。
これには実際に効果もあり、“そしゃく運動”に詳しい青山学院大学理工学部・野澤昭雄教授によると、噛むことで、脳の血流を増加させ、集中力や記憶力を一時的に向上させられるといいます。
グミ活用法②仲を深めるためのアイテム
ふたつ目の活用法になっているのが、「会話したいなと思ったらグミ(の話題)から声かけちゃうグミ持って相手もグミ持ってるな交換しよう!みたいな」(10代)「きび団子ですグミは。仲間ができるので」(10代)という意見。
グミは、友達との仲を深めるためにも使われていて、特別な人への思いを伝えたり、パッケージのメッセージを書いて感謝を伝えたりという使い方も。若者にとって関係を深めるのに欠かせないアイテムになっていました。
(『めざましテレビ』2024年6月26日放送より)