スーパー銭湯みうら湯 南区 災害時に入浴機会を提供 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

左から高澤区長と渡辺取締役社長

スーパー銭湯「黒湯天然温泉みうら湯」を運営する京急開発(株)と南区はこのほど、「災害時における入浴機会の提供に関する協定」を締結した。

南区の協力要請に応じて、入浴施設を開放するほか、飲料水や簡易食料、ブランケットなどを提供する。天然温泉なので断水時も利用可能。入浴は1時間で最大約100人まで受け入れる。また飲料水と食料は、1日800人を想定し3食3日分を備蓄予定だ。

南区は崖地に囲まれた住宅密集地域。地震による土砂崩れや火災などが起きた際の被災者のケアも求められる。高澤和義区長は、「いつ大規模災害が起きるか分からない中で入浴の機会を提供頂き、区としても心強い。浴場で地域の人と会ってお互い励まし合うなど、交流の場としての機能も期待する」と話す。また同社の渡辺静義取締役社長は、「災害時にいち早く復帰して、日頃支えてくれる地元住民に恩返ししたい」と話した。

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