およそ50年間、静岡市を走り続けた静岡鉄道の1000形電車が引退し、ファンが別れを惜しみました。
静岡市の新静岡駅に集まった鉄道ファンが写真に収めているのは、静岡鉄道の1000形電車です。
新静岡駅と新清水駅間およそ11キロを結ぶ静岡鉄道に導入されたのは1973年でオールステンレス製の近代的なデザインが当時、話題となりました。
「出発進行!」
これまで12両が活躍してきましたが、30日、ラストランとなり引退セレモニーでは涙を流す人の姿も見られるなどファンが別れを惜しみました。
女性「寂しいです。本当に寂しいです」
男の子「時代の流れなので、もうちょい生き残っててほしかったけど、51年走ってるので」
静岡鉄道 川井敏行社長「こんなに大勢の方に見送って頂いて幸せに感じています」
電車は乗客200人を乗せて7分間のラストランの後車庫に入り、およそ50年の役目を終えました。