コロナ禍を経て、全国のスーパー売上高はここ数年右肩上がり!2023年度は約14兆円にまでなっています。
そんなスーパー戦国時代を生き残るべく、新しい取り組みを導入するお店が今増えているということで、今回は、もはや安いのは当たり前!急成長中の“新時代”スーパー進化のポイントを原田葵アナウンサーがココ調します!
【写真28枚】急成長中の“新時代”スーパーを調査する原田葵アナを見る
- 3つの人気スーパーがそれぞれの強みを結集させた新時代スーパー
- 「海」をテーマに子供も楽める新時代スーパー
- “食のテーマパーク” がテーマの新時代スーパー
スーパーバリュー・アキダイ・ロピアそれぞれの強みを結集させた新時代スーパー
まず原田アナがやってきたのは、スーパーバリュー・アキダイ・ロピアの3つの看板が並んでいる「スーパーバリュー 等々力店」。
このスーパーは、東京などに店舗を持つ、地域密着型「スーパーバリュー」が、精肉が強みの「食生活♡♡ロピア」と、名物社長でおなじみ!都内に8店舗を展開し、青果が強みの「アキダイ」とトリプルタッグを組み、新しい試みとして始めたお店なんです。
中に入ると、ほうれん草が1袋108円など、安くて質のいい野菜がそろう青果コーナーにはピンク色の「アキダイ」の看板が。
さらに、高品質のお肉が低価格で販売されている精肉コーナーでは、「肉のロピア」の看板がそれぞれ目を引きます。
「一つの店舗に二つのお店が入ってるみたい」と、原田アナが感じたこれこそが新時代のポイント!
スーパーバリュー担当者:
あえて青果売り場に「アキダイ」、精肉売り場に「ロピア」の看板を出すことでブランドを強調して、一石二鳥で買い物できる店舗感を演出しています
お客さんに聞いた「トリプルコラボしてから良くなった点は?」というアンケートでも、
「ロピア、アキダイの商品が一度に買える」が1位に!
さらにスーパーバリューとロピアのコラボ店限定商品も販売中。
具材たっぷりちらし寿司は、ロピアのちらし寿司よりも、マグロ・サーモンが多く入っているそうですよ。
具材たっぷりちらし寿司
1609円
ウミガメやマンタ 「海」をテーマに子供も楽める新時代スーパー
続いてやってきたのは、埼玉・群馬を中心に138店舗を展開する「ベルク」の新業態スーパー「クルベ」。
「ベルクの限界にチャレンジ」という意味の“Challenging the limits of Belc”の略で「クルベ」。店内に入ってみると…
原田アナ:
すごい!こちら船の中から海をのぞいているみたいな映像が流れています
天井にはウミガメやマンタなどもいてまるで海の中のような店内。
クルべ 安原店長(船長):
「海の無い群馬県に海を作ろう」というイメージで、店内を作っております
さらに原田アナが何かを発見!
原田アナ:
商品が流れてきました。回転寿司みたい
売り場のローラーによって流れてきたのは、調理場で作られたばかりのお総菜。
販売棚までの移動を省略することで、人件費を削減しているといいます。
そのため、商品は激安!大きなからあげが3入ったお弁当が199円(税別・撮影当日の売値)。
そして、価格が高騰しているキャノーラ油も、約5㎏で税別999円と驚きの価格です。
新時代ポイントは他にも!
原田アナ:
船員の帽子をかぶって舵を取っている子供たちがいます!
子供も一緒に楽しめる要素がふんだんに取り入れられているんです。
店内で遊んで楽しい体験をしてもらうことで、将来大きくなってから「またクルベに来たい」となるような狙いがあるのだといいます。
テーマは“食のテーマパーク” 「ラーメン横丁」&自分で盛るセルフ式カレーまで
関東を中心に133店舗を展開するスーパー「ベイシア」の新業態店舗「ベイシアFood Park」は、1年半で16店舗を展開する急拡大中の新時代スーパー。
お店のテーマは「食のテーマパーク」。
そのため店内には、瀬戸内レモンを使用したラーメンやヘルシーだと人気のトマトラーメン、食のセレクトショップ「久世福商店」のカップ麺まで、全国各地の商品、約380種類が陳列された「ラーメン横丁」と呼ばれるコーナーや…
メンチカツや紅ショウガなど、約25種類の揚げ物を好きな数、気軽に選べるフライバイキング。
さらにルーとごはんをどれだけ盛っても、ふたが閉まれば268円という自分で盛る“セルフ式カレーライス”まで。子ども連れのお客さんを意識した、楽しくお買い物ができる売り場になっています。
セルフ式カレーライス 268円
※店舗により取り扱い・価格は異なる
毎日の献立に悩む主婦の見方!一緒に献立を考えてくれる新時代のサービス
続いては2024年6月20日にオープンしたばかりのスーパー「BLΛNDE(ブランデ)」。
茨城を中心に195店舗を展開するスーパー「カスミ」の新業態店舗で、その特徴は豊富な品揃えの鮮魚コーナー!
カツオ1匹2160円、6万4800円のクエまで置いてあります。
さらに、お総菜も、和食からエスニック、寿司職人が握ったお寿司までもりだくさんです。
そしてこのスーパーの新時代ポイントが…
お客さん:
夏なんでさっぱりしたレシピありますか?」
店員:
トマトとアンチョビの冷製パスタをご紹介しています
と、献立を一緒に考えてくれる「クッキング・コミュニケーションコーナー」が設置されているんです。
お客さんも「毎日料理を作るので、悩んでるときとか聞けるとすごく助かります」と、毎日の献立に悩まされる主婦にはありがたいサービスです。
(『めざましテレビ』2024年6月24日放送より)