陸上3000m障害・吉村玲美選手 連覇目指し日本選手権へ 6月27日、新潟県で開幕 茅ヶ崎市・寒川市

現在はクレーマージャパンTCに所属

茅ヶ崎市出身で陸上女子3000m障害の吉村玲美選手(24)が6月27日(木)から30日(日)まで、新潟県のデンカビッグスワンスタジアムで開催される日本陸上競技選手権大会に出場する。昨年、4年ぶりに同大会で優勝。目標のパリ五輪へまずは連覇を狙う。

昨年プロ選手に

吉村選手は高校から本格的に陸上を始めると、大東文化大学1年時には日本選手権で優勝。2019年、22年の世界選手権に出場するなど、活躍を続けてきた。

もともと「陸上競技は大学生までのつもりだった」。しかし3年前の東京五輪への出場を逃したことが転機に。「あと一歩で出場できなかったことがずっと心残りだった。やっぱりチャレンジしたい」とプロ選手の道を選んだ。大学卒業後は「クレーマージャパンTC」に所属する。

昨年6月の日本選手権では「調子が上がらず不安もあった」なか、積極的なレースを見せて、4年ぶりとなる優勝を飾った。「前回の優勝は勢いでとれたもの。その後は自己ベストが出せても優勝出来ないこともあり、日本一になる難しさを痛感してきた。苦しいなか、狙ってとった優勝だったのでうれしかった」と振り返る。

五輪イヤーとなる今年、日本選手権での目標はもちろん連覇だ。現在は練習拠点のある埼玉県に住むが、故郷・茅ヶ崎にも頻繁に帰っているという。「トレーニングもかねて海を走ることもありますが、リフレッシュしてエネルギーをもらえますね」

「世界で戦える選手になりたい。茅ヶ崎出身としてぜひ応援してほしい」と話す吉村さん。

女子3000m障害決勝は6月27日、午後6時10分に号砲の予定だ。

昨年の日本選手権で4年ぶりの優勝を飾った

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