ヤンキースの大砲ジャッジ 3冠射程も気になる〝流出動画〟「パンドラの箱を…」=米報道

打撃絶好調のヤンキース・ジャッジだが…

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)が3冠王へばく進中だ。ア・リーグでここまで30本塁打、80打点とリーグトップを誇り、打率も3割1分3厘で2位につけている。そんな絶好調男の〝流出動画〟が米国内で話題を呼んでいる。

米スポーツサイト「エッセンシャリースポーツ」は29日(日本時間30日)に「アーロン・ジャッジの流出した今後のプランが分かる練習ビデオがX(旧ツイッター)を炎上させている」と過激なタイトルをつけて記事をアップ。外野手のジャッジが一塁でフィールディング練習する練習動画が28日(同29日)に『Fireside Yankees』のXに投稿されたことを受けて「球界に衝撃が走っている。すでに膨大な再生回数でファンも解説者も、この予想外の展開の意味について考えを巡らせている」と紹介した。

さらに「今季のヤンキースは内野手、特に一塁手のけがと不振に悩まされている。ジャッジがこのポジションで練習に参加したことは、これが一時的なテストなのか、それとも長期的な解決策になる可能性があるのか、疑問を投げかけている。チームは内野の守備を強化するための選択肢を模索しており、ジャッジの運動能力と多用途性は一塁の穴を埋める有力な候補となる」と指摘する。

しかし「一塁へのコンバートの可能性は興味深いが、恒久的な転向になる可能性は低いだろう」と言及。その理由として「一部の解説者はジャッジの正式なポジション変更の考えを否定しており、リーグ全体の多くの投手は運動の能力を維持する方法としてゴロを捕ったり、内野で守備練習したりする」という声も上げている。

その上で「しかし、球団は将来に対する本音を隠すためにこのシナリオを煙幕として使っているのだろうか? ヤンキースは主将(ジャッジ)を一塁へ永久コンバートさせようと『そこまで必死ではない』のかもしれないが、流出した動画がパンドラの箱を開けてしまったのは間違いない」と主張した。

最後に「疑問が残るのはファンはどう反応しているのか」として「ある者は興奮と希望抱き、またある者は疑念を抱いたままだ」「『とても賢い。彼にもできる』と多くのファンはジャッジが一塁でプレーすることにメリットがあると信じている」と記しているが、果たして…。

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