会社を辞めるときに“退職代行”サービスを利用する人が増えているという。パワハラなど、職場の人間関係に悩んでいる人は自分が直接やりとりをしないなどの利点や、未払いの残業代や退職金交渉なども頼めるなど、メリットも多いという。そんな“退職代行”が出てきたのはここ最近の話、そんなサービスがなかった時代は辞めたくても辞められなかった人たちもいそうだ。そこで今回は３０～４０代の男女１００人に「仕事を辞めたくなったこと」についてリサーチ。
仕事を辞めたくなったことが「ある」という人は８６％、「ない」という人は１４％という結果だった。（アンケートサイト「ボイスノート」調べ）
ここではさらに「辞めたくなったことがある」という人たちに、どんな理由で辞めたくなったのかも聞いてみた。
第３位は、「給料・待遇」。
「金額と仕事量のバランス的に割に合わない」（３５歳／男性）
「激務が続き、給与の額に見合っていないと思った」（３６歳／男性／学生・フリーター）
「最初に聞いていた条件と違ったことがあった。他にも社内不倫現場を見てしまってから上司の当たりが強くなったり、ボディタッチが激しくなったりと生理的に無理すぎた」（３４歳／女性／総務・人事・事務）
「社内失業状態だった」（４４歳／女性／総務・人事・事務）
「賞与がカットされ、昇給もなくなったと聞かされた」（３５歳／男性／デザイン関係）
「収入が低いことと人間関係が良くなかった」（３９歳／男性）
「労働時間が長い上に給料が少なく割に合わない仕事だった」（４４歳／女性）
「給料の割りに残業が多い」（４２歳／男性／コンピュータ関連以外の技術職）
■第2位はブラックなど「職場環境」
第２位は、「職場環境」。
「ブラック企業で就業時間が遅かった」（４１歳／女性）
「自分の成長機会が少なくなったと感じた」（４４歳／男性／金融関係）
「転職した先の仕事の相性が悪く、ついていけないと思った」（３７歳／男性）
「無資格で福祉業界にて働く人への配慮が大変。また上司が無資格、無経験だと責任転換が多く、疲れから精神破壊されそうだった」（３２歳／女性）
「親に仕事場を選ばれて、向いてないのに行きたくない職種に行かされ、仕事ができないし覚えられなかった。先輩達にイジめられたし、いいように利用された」（３５歳／女性）
「仕事が面白くなかった。仕事の内容や環境、待遇に不満があった」（３７歳／男性）
「体力的にきつかった」（４４歳／女性／主婦）
「仕事がなく暇なときが多かった。人間関係も悪かった」（４０歳／女性／総務・人事・事務）
「苦手な仕事を任されるようになって、精神的に参ってしまった」（４５歳／女性）
■第1位はやる気もそがれる「人間関係」
第１位は、「人間関係」。
「パワハラがひどく、残業や休日出勤も多かった。上司に相談してもパワハラで返されるだけ、辞めようと思っても相当の覚悟が必要だった」（４８歳／男性／コンピュータ関連技術職）
「感情的な上司に振り回され、仕事以外の時間も仕事のことが頭を離れない精神状態になった。ま気に入って長く勤めた職場でも学びがなくなり、同じことの繰り返しになると辞めたくなった」（３８歳／女性／主婦）
「職場の人の当たりが辛かったり、高頻度できつい他部署に応援にいかされ、都合よく使われていると感じた」（３４歳／女性）
「上司や部下からの発言でモチベーションが低下した」（４７歳／男性）
「仕事を教えてもらえず、わからないことも質問しにくい雰囲気。辞めたくて仕方なかった」（４２歳／女性／主婦）
「人間関係が最悪なブラック企業だった」（３６歳／女性／主婦）
「責任をおしつけてくる上司がいる」（３６歳／男性）
「朝と夜の勤務の人が違うので仕事の仕方が違い、意見の食い違いなど、マネージャーに相談しても何も行動してくれない」（４３歳／女性／主婦）
「転勤先の上司に嫌われ、６年頑張ったがメンタルが崩壊した」（４４歳／女性／主婦）
「人間関係や仕事場の環境や移動手段の不便さもろもろ重なった」（３８歳／男性）
「人間関係が面倒くさかった」（３２歳／男性／会社経営・役員）
「取引先がおかしいことばかり言ってくる」（３４歳／女性／会社経営・役員）
「人間関係が辛すぎた」（３８歳／女性／主婦）
「職場の人間関係。自分が仕事で成績を出せず、仕事にやりがいを感じなくなった」（３８歳／男性／営業・販売）
「一緒に働いている人と合わないと感じた」（４９歳／男性）
「年上の女性の先輩に、嫌がらせをされていたから」（４４歳／女性）
■「仕事を辞めたいと思ったこと」ランキング
1位 人間関係
2位 職場環境
3位 給料・待遇
4位 心身の不調
5位 家庭との両立
5位 自己都合
