町田、“大荒れ”上位対決を3-1で制し首位をキープ 数的不利G大阪は10戦ぶり敗戦

町田がアウェーでG大阪に勝利【写真:(C) FCMZ】

町田はG大阪と上位対決

首位FC町田ゼルビアは6月30日、J1リーグ第21節で3位ガンバ大阪と対戦し3-1で勝利。上位対決を制して、首位をキープした。前半9分に先制を許すも、同34分に相手DF半田陸がイエローカード2枚で退場。1人多いなかで前半アディショナルタイムに追い付くと、後半にはハーフタイムから投入されたFW藤尾翔太がPKを決め勝ち越しに成功した。さらに同16分にはMF仙頭啓矢がミドルシュートを決めてダメを押した。

前半立ち上がりからG大阪が猛攻撃を見せた。立て続けに決定機を作り出していたなか、前半9分にFWウェルトンが先制点を挙げる。

だが、徐々に展開が変わり始める。すでに1枚イエローカードを受けていたG大阪の半田が、同33分にFW荒木駿太へのファウルで2枚目のイエローカードを提示された。この判定に互いがヒートアップし審判のもとへ。G大阪FW宇佐美貴史と町田DF昌子源の主将同士が言い争うシーンも見られた。半田が退いた直後の同35分には町田のMF宇野禅斗がファウルすると、G大阪の宇佐美、DF中谷進之介が宇野のもとへ駆け寄るなど、大荒れの展開となった。

前半アディショナルタイムに町田が追い付いたなか、後半は1人多い町田がボールを保持。そのなかで同14分に相手MFダワンがペナルティーエリア内でファウルし、PK判定。同16分に藤尾が落ち着いて決め、町田は勝ち越しに成功。同24分にはMF仙頭啓矢がミドル弾で追加点を挙げ、3-1と突き放した。

町田は敗れれば首位陥落だったが、意地を見せて1位をキープ。数的不利のG大阪は10試合ぶりの敗戦となった。(FOOTBALL ZONE編集部)

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