リフォーム費用の預かり金名目、現金440万円詐取した疑い、37歳男を逮捕「借金でお金に困っていた」 神戸

兵庫県警有馬署=神戸市北区藤原台北町6

 リフォーム費用の預かり金名目で現金をだまし取ったとして、兵庫県警有馬署は30日、詐欺の疑いで、神戸市中央区の左官業の男(37)を逮捕した。署の調べに「借金などでお金に困っており、お客さんをだまして金を受け取った」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は2022年12月26日、神戸市北区の金融機関で会社員の男性(35)=三田市=に対してうそを言い、同日から27日までの間3回にわたって現金計440万円をだまし取った疑い。

 同署によると、男は当時、不動産仲介会社に勤務し、男性と取引していたという。男はリフォーム費用の預かり金を「当社から(業者に)支払い、残った現金は後で返金する」などと男性にうそをついて、手渡しや振り込みで現金を受け取ったという。男性は、2023年3月に男と連絡が取れなくなり、同署に相談した。

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