「マイナンバーカード保険証」を利用すると医療費が安くなるって本当? 利用するにはどうしたらよい?

保険証として利用するとこんなメリットが!

マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、従来の健康保険証と比べてさまざまなメリットがあります。まず挙げられるのが、医療機関や薬局との情報共有ができるという点です。

過去の医療情報や薬の処方情報を、口頭で正確に伝えるのは困難です。マイナンバーカードを保険証として利用する場合、情報提供に同意することで、医師や薬剤師が直接データを確認でき、データに基づいたよりよい医療を受けられます。

また、高額療養費制度を受けるためには書類申請と提出が必要でしたが、公的医療保険が適用される診療に対しては、限度額を超えた支払いが免除されます。

さらに、転職や結婚、引越しの際に新しい健康保険証の発行を待たずにマイナンバーカードで医療機関や薬局の利用が可能です。以上の通り、マイナンバーカードは健康保険証としても便利に活用できるようになっています。

マイナンバーカードの利用で医療費は安くなる?

マイナンバーカード保険証(マイナ保険証)は、従来の健康保険証の利用時と比べ、医療費が安くなります。マイナンバーカードを保険証として利用してもらうため、「医療DX(デジタル化)」を推進する報酬加算が新設されたからです。

厚生労働省によると、2024年6月1日以降、診療報酬改定により「医療情報取得加算」として初診時にマイナ保険証を利用しない場合は3点、マイナ保険証を利用し、情報取得に同意すると1点加算されます。

再診時は、マイナ保険証を利用しないと2点、マイナ保険証を利用し、情報取得に同意すると1点となります。

以上の通り、マイナンバーカード保険証を利用すると医療費が安くなるため、使わない手はありません。

マイナンバーカードを保険証として使うためには

マイナンバーカードを用意したあと、保険証として使うためには「マイナポータル」「セブン銀行ATM」「医療機関・薬局の受付」からの申し込みが必要です。

カード読み取り対応のスマートフォンをお持ちの場合、マイナポータルからの申込みが便利です。まず、iOS版もしくはAndroid版のマイナポータルアプリをインストールし、アプリを起動したら「申し込む」のボタンを押してページを開きます。

利用規約の確認・同意をしたら、暗証番号(数字4桁)を入力し、マイナンバーカードを読み取れば完了です。

セブン銀行ATMの場合、「各種お手続き」ボタンを押し、「マイナンバーカードの健康保険証利用の申込み」ボタンを押します。画面の操作にしたがって操作すれば完了です。

医療機関・薬局の場合、「顔認証カードリーダー」の読み取り口にマイナンバーカードを置き、顔認証または暗証番号で本人確認をします。「情報提供の可否」を選択すれば完了です。

マイナンバーカード保険証を使う方法

マイナンバーカード保険証の利用に対応している医療機関や薬局は、「マイナ受付」のステッカーやポスターが目印です。対応している医療機関・薬局は厚生労働省のホームページで公開しています。

使い方は、医療機関や薬局の受付に置いてあるカードリーダーにマイナンバーカードをかざし、顔認証または暗証番号で本人確認をします。「薬剤情報・特定健診情報の閲覧」を選択したら受付完了です。

なお、2024年(令和6年)12月2日に現行の健康保険証の発行終了が発表されています。マイナンバーカードを持っていない場合には作成し、健康保険証として使えるように準備しておくとよいでしょう。

マイナンバーカード保険証を使ってみよう

マイナンバーカードを保険証として使った場合、医療費が安くなるだけでなく、情報共有などさまざまな面でメリットがあります。ぜひマイナンバーカードを保険証として使ってみましょう。

出典

厚生労働省 医療DX推進体制整備加算の算定要件について

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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