北京長城飯店、客足遠のき半年前から休業、レーガン米大統領ら宿泊―中国メディア

21世紀経済報道によると、ロナルド・レーガン米大統領(当時)をはじめ数多くの国の政府要人や財界の大物らも宿泊したことがあるホテル「北京長城飯店」が約半年前から休業状態にあることが分かった。

中国メディアの21世紀経済報道によると、北京市朝陽区の商業地区の中心部に位置し、ロナルド・レーガン米大統領(当時)をはじめ数多くの国の政府要人や財界の大物らも宿泊したことがあるホテル「北京長城飯店」が、客足が遠のいたため約半年前から休業状態にあることが分かった。

この「衝撃的な」情報がSNS上で広まったことを受け、同メディアが29日午後、同ホテルに出向いて留守勤務をしていた従業員に確認したところ、同従業員は昨年末から休業していることを認めた。再開の時期は未定という。

北京長城飯店は1985年にシェラトンホテルとして開業。北京で初めて国際的な5つ星ブランドのコンセプトを導入した同市初の4つ星ホテルで、91年に同市第一陣の5つ星ホテルとなった。

86年には当時のレーガン大統領夫妻が宿泊した。当時の1泊の宿泊料金は中国の一般的な労働者の給料数カ月分に相当したと言われる。

記事は「その先駆的な経営理念により『中国ホテル界の黄埔軍官学校』とも呼ばれた伝説的ホテルが歴史の舞台を退いたことが嘆き悲しまれる」などと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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