![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1180119075976594333/origin_1.jpg)
WTTコンテンダーチュニス2024<6月25~30日/チュニジア>
6月30日、男子シングルス決勝で張本智和(21=智和企画/世界ランク11位)が宇田幸矢(22=協和キリン/同164位)をゲームカウント4-3で破り、国際大会シングルスで今季初優勝を飾った。
パリ五輪3種目に出場する日本のエースと、相次ぐケガで不遇の大学時代を過ごした宇田。全日本チャンピオン経験者同士の対決だ。
最初のゲームから9-9と競り合い、ここでフォアドライブをさく裂させた宇田が11-9で先制する。
4年前の全日本を震撼させたチキータとフォアで、第2ゲームも宇田がリード。しかし着実にミスを誘う張本が逆転し、11-7で取り返す。
第3ゲームは9-9からレシーブエースを2本取った宇田が奪い返すが、次は張本が安定感のあるプレーで11-6で取る。
張本は台から下がらずにプレッシャーをかけ続け、5ゲーム目も11-7で獲得。だが第6ゲームは宇田が一気の攻めで11-4と奪う。
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1180119082965107027/origin_1.jpg)
この後に張本が痛めた足への応急処置が行われ、始まった最終第7ゲーム。
宇田が一時リードするも、バックサーブも見せて多彩に攻めた張本が11-9で競り勝ち、優勝を決めた。
これで張本は、混合ダブルスと男子ダブルスに加え、3冠を達成。妹の張本美和(木下グループ)とともに男女シングルス兄妹アベック優勝も果たした。
さらに今大会は、シングルスとダブルスの全5種目における、日本勢の完全制覇が実現。記録ずくめの大会となった。
<WTTコンテンダーチュニス 男子シングルス決勝>
張本智和 4-3 宇田幸矢
9-11/11-7/9-11/11-6/11-7/4-11/11-9