ロッテ・石川歩 669日ぶり復活星「リハビリ、すごい長かった」と声を詰まらせる場面も 5回3安打無失点で22年8月以来の勝利

 8回、右越えソロを放ったポランコ(右)とタッチを交わす石川歩(撮影・開出牧)

 「ロッテ7-0楽天」(30日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテ・石川歩投手が2022年9月13日・日本ハム戦以来656日ぶりに1軍で先発し、5回75球を3安打無失点の好投を披露。2022年8月31日・ソフトバンク戦以来、669日ぶりの白星を挙げた。

 石川歩はヒーローインタビューで「絶景で~す」と笑顔で第一声を上げると、「リハビリ期間すごい長かったんですけど、何とかいいピッチングしようと思って投げました」と話し、声を詰まらせる場面もあった。自らの投球については「ピシャッとはいかなかったんですが、何とか耐えることができました」と振り返った。

 初回、2死三塁のピンチを背負ったが、西川を144キロの直球で見逃し三振。三回も2四球で2死一、二塁と得点圏に走者を背負ったが、冷静に腕を振り太田を右飛に打ち取った。五回も2死から走者を出したものの投げ切って、笑顔でマウンドをリリーフ陣に託した。

 右腕は昨季の開幕投手に指名されていたが右肩を痛め、昨年10月に手術。育成選手契約となっていたが、今月24日に支配登録選手に復帰した。

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