2日にかけて警報級大雨の恐れ JR西、一部区間で運転を見合わせ 島根県、鳥取県

 低気圧や梅雨前線に向かって温かく湿った空気が流れ込む影響で、山陰両県は1日から2日にかけて警報級の大雨になる恐れがある。JR西日本中国統括本部は1日に、山陰線、因美線、木次線などの一部区間と「やくも」を除く特急の運転を始発から見合わせる。

 松江、鳥取両地方気象台によると、1日の1時間雨量は島根県西部で最大40ミリ、その他は30ミリ、24時間雨量は山陰両県全域で100~150ミリを見込んでいる。

 JR西日本中国統括本部は始発から山陰線の出雲市-人丸(山口県長門市)、浜坂-倉吉、因美線の鳥取-智頭、木次線の宍道-備後落合、山口線の益田-新山口の運転を見合わせる。芸備線は新見-三次で終日運転を取りやめる。

 同本部は天候により、他にも運転見合わせや行き先変更の可能性があるとしており、JR西のホームページで最新情報を確認するよう呼びかけている。運休した場合の代行輸送は行わない。

 大雨に備え、鳥取県は30日に情報連絡会議を開催。土砂災害や短時間での大雨が発生する可能性があるとして、住民への注意喚起や被害状況の迅速な報告を市町村に求めることを確認した。

© 山陰中央新報社