片岡仁左衛門、尾上菊之助ら 夏の風物詩・船乗り込み開催 道頓堀川沿いで観客にぎわう

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歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さん(80)や尾上菊之助さん(46)らが29日、大阪松竹座で7月3日に開幕する『関西・歌舞伎を愛する会 結成四十五周年記念 七月大歌舞伎』を前に、大阪・道頓堀川で『船乗り込み』を行いました。

『船乗り込み』は、古くは京都や江戸から歌舞伎俳優や一座が大坂へ到着するときに行われていた行事。1979年に、歌舞伎公演を普及するため55年ぶりに復活して以降、夏の風物詩として親しまれています。

■川沿いに集まった観客から大向こう

のぼりや高張提灯(たかはりちょうちん)で飾られた船に、仁左衛門さんや菊之助さんらが乗り込みました。

船は本町橋から出航。道頓堀までの巡航では、太鼓や笛のおはやしが響く中、川沿いに集まった人々から「松嶋屋!」など、大向こうが飛び交いました。

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