浦和退団のショルツが日本語で別れのスピーチ「ありがとうでは足りない」、酒井宏樹も別れ「この地で大ブーイングを受けてプレーしたい」

最後は日本語で自らの口で別れを告げたショルツ[写真:©超ワールドサッカー]

浦和レッズを退団するDFアレクサンダー・ショルツとDF酒井宏樹がファン・サポーターの前で挨拶を行った。

30日、明治安田J1リーグ第21節で浦和はホームにジュビロ磐田を迎えた。

試合を前に、MF岩尾憲が徳島ヴォルティスへ完全移籍。酒井とショルツは海外移籍のためにチームを離脱することが発表されていた。

磐田戦には両選手はメンバー外となった中、試合は石原広教のプロ初ゴールなどを含む3ゴールで3-0と快勝。今シーズン最高の出来とも言える内容で、磐田を一蹴した。

試合後、ピッチに登場した酒井は、海外移籍を決めた中で、浦和の地にライバルとして戻りたいと活躍を誓った。

「みなさんと僕が本当に獲りたかったタイトルをこの地で獲れたことを本当に誇りに思います」

「チームは変わりますが、今後はまたこの地で、ライバルとしてみなさんの大ブーイングを受けてプレーしたいと思います」

「3年間ありがとうございました」

チームのキャプテンを務めていた酒井の別れには、大きなコールでスタンドのファン・サポーターが応えた。

すると続いてショルツが登場。通訳なしの日本語で、自らの言葉で別れを告げ、感謝の気持ちを述べた。

「みなさんこんばんわ」

「3年間135試合、21ゴール、勝った時、負けた時も、どうやってこの深い複雑な気持ちをうまく表現することができない。ずっといると思った」

「しかし、3年前、笑顔で来ました。今日もここから笑顔で行きたい」

「ありがとうでは足りない。この時はいつまでも忘れない。We are Reds!」

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