自転車トラック種目のパリ五輪代表、長迫吉拓（30）＝ブリヂストン、笠岡市出身＝が30日、同市内のホテルで開かれた激励会に出席し「メダルを取りに行く。期待してほしい」と大舞台に懸ける意気込みを語った。
長迫は、主催した地元の官民組織「応援する会」の関係者ら約50人の大きな拍手に迎えられて入場。BMXレースで出場したリオデジャネイロ、東京に続き3大会連続となる五輪に向け「地元に帰って気合が入った。最高の準備をする」と述べた。母校・大島中の全生徒が寄せ書きした国旗や花束を受け取り、笑顔を見せた。
東京五輪後にトラック種目に転向した長迫は、同じパリ五輪代表で岡山市出身の太田海也（24）＝日本競輪選手会＝らと3人一組で走る短距離種目のチームスプリントで第1走を務める。今後は7月中旬にパリ入りし、8月5日に予選、同6日（ともに現地時間）に順位決定戦が行われるレースに向けて調整する。
