伊勢丹、中国・上海店舗が6月30日閉店、大勢の客が惜別 ピーク時は中国で5店舗営業も、残るは天津の1店舗 中国経済成長の鈍化やインターネット通販の台頭など理由か

中国・上海の伊勢丹が6月30日に閉店となり、大勢の客が別れを惜しみました。

記者
「上海の伊勢丹は最後の営業日と言うことで、お店の前で写真を撮るお客さんの姿も見られます」

閉店を迎えた上海の伊勢丹は1997年に開業し、2014年には売り上げ119億円を記録しました。

閉店の理由について「三越伊勢丹ホールディングス」は“契約の満了”としていますが、中国経済の成長が鈍化したことや、インターネット通販の台頭など、買い物スタイルの変化もあって、ここ数年は赤字が続いていました。

開業時からの客
「伊勢丹は外資系で中国国内のショッピングモールと比べ、サービスに差がありました」

17年前から利用していた客
「過去に友人へのちょっとした贈り物を買おうと思った時に、他ではなかなか買えないものがあるかもしれないので、ここで買うことがありました」

伊勢丹はピーク時、中国で5店舗が営業していましたが、残るのは天津市内の1店舗のみとなります。

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