56年ぶりの金鷲旗制覇へ弾み! 福岡大大濠高の二枚看板、森元壮琉と竹下智哉がV&準V【九州ジュニア体重別柔道】

九州ジュニア柔道体重別選手権の男子100キロ超級を制覇した福岡大大濠高3年の森元(右)と、同100キロ級で準優勝した竹下

柔道の男子第55回、女子第26回の九州ジュニア体重別選手権大会(西日本新聞社など後援)は30日、福岡市の福岡武道館で行われ、九州各県の予選を勝ち抜いた15~20歳の男女約220人が各7階級で個人トーナメントを戦った。男子100キロ超級では福岡大大濠高の森元壮琉(3年)が延長戦の末に反則勝ちで初優勝。森元は全国高校総体福岡県予選、全九州高校大会に続く栄冠で7月22日開幕の金鷲旗高校大会(福岡市・照葉積水ハウスアリーナ)に弾みをつけ「苦しい展開でも落ち着いて試合ができた」と胸を張った。

3月の全国高校選手権で男子団体3位に入った福岡大大濠の二枚看板が力を発揮した。100キロ級の竹下智哉(2年)は惜しくも準優勝に終わり「力不足。悔しいです」と唇をかんだが、「全日本ジュニアではしっかり相手を倒して勝ちたい」。大将として臨む金鷲旗では「選手権以上の結果を出します」と表情を引き締めた。

100キロ超級の森元は金鷲旗では主将としてチームをまとめ、1968年以来となる56年ぶりの頂点を目指す。「金鷲旗は抜き勝負で厳しい戦いになる。目標の決勝に向かって、チーム全員で頑張って稽古を積みたい」と力強く語った。

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