「広島県では、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況」広島地方気象台が「大雨に関する情報」発表で厳重な警戒を呼びかけ

広島地方気象台は、先ほど午前4時前、「大雨に関する情報」(第4号)を発表しました。

広島県では、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない危険な状況になっています。土砂災害警戒区域等では、自らの判断で少しでも安全な場所に避難するよう呼びかけています。

現在、以下の区市町に「土砂災害警戒情報」が発表されています。

土砂災害警戒情報
広島市中区、東区、南区、西区、安佐南区、佐伯区、安芸区、大竹市、廿日市市、府中町

「土砂災害警戒情報」は、土砂災害の危険度が急速に高まっていることを受けて発表される情報で、大雨警報よりさらに危険度が高まった時に発表されます。大雨警戒レベル4相当の情報で、自治体が避難指示を発表する目安となる情報です。

土砂災害の災害危険度分布(キキクル)を見ると、広島市を中心にレベル4相当の危険を表す紫色のエリアが広がっています。土砂災害警戒区域など災害リスクが高いエリアの方は厳重に警戒してください。

また浸水危険度や洪水危険度も高まっている地域もあります。広島県内には西部を中心に大雨警報や洪水警報が発表中です。

大雨警報(土砂災害)
広島市全域、廿日市市、大竹市、府中町、安芸高田市、安芸太田町、北広島町
大雨警報(浸水害)
広島市全域、大竹市
洪水警報
広島市東区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、大竹市、廿日市市

この発達した雨雲はきょう1日午前中にかけて広島県内にかかりやすい見込みです。断続的に激しい雨が降り総雨量が増えて、土砂災害の危険度が高くなる地域が広くなるおそれがあります。大雨警報が発表されるエリアも広がる見込みです。

レーダーや災害危険度(キキクル)などを確認して、土砂災害のリスクがあるエリアにお住まいの方は今後の雨の降り方などに厳重に警戒してください。

© 株式会社中国放送