阪神・梅野 今季初マルチ打点 西勇好リードも八回暗転、リリーフ陣崩れ5失点「一番でかい」

 6回、適時打を放つ梅野(撮影・金田祐二)

 「ヤクルト6-5阪神」(30日、神宮球場)

 阪神・梅野は自身の活躍よりもチームの敗戦を何より悔やんだ。「負けたことが悔しい。それだけかな」。六回まで最少失点で西勇を好リード。しかし、4点差で迎えた八回に暗転してしまう。桐敷、漆原、岩崎で相手の勢いを止められなかったことを「一番でかい」と振り返り、うつむいた。

 それでも打撃では今季初となる複数打点を記録。大山のソロで1点を先制後の四回2死一塁は、サイスニードの高め直球を捉えて、左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。

 六回2死二塁は右腕のスライダーを捉えて三遊間を破る適時打。2打席連続で打点を挙げ、13日のオリックス戦以来となるマルチ安打を記録した。「やることは変わらないので」。強い覚悟で次戦を見据えた。

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