八丈島で街頭演説をする小池百合子氏。あえて都心から離れた地域で演説するという“川上作戦”を実行していた（写真・共同通信）
東京都知事選も終盤戦。連日、熱い演説が飛びかう。
「現在、小池百合子氏を蓮舫氏、石丸伸二氏が追う展開。石丸氏は、“選挙の神様”と呼ばれる藤川晋之助氏を参謀に迎え入れ、多い日には1日10カ所以上で街頭演説をおこなっています」（政治部記者）
一方、“初鳴き”を都市部ではなく八丈島でおこなった小池氏。3選を狙う彼女にも名参謀がついているという。
「前回に引き続き、選挙プランナーの松田馨（かおる）氏が助言しています。6月22日の八丈島での演説の際にも、彼が同行していましたよ」（小池陣営関係者）
松田氏といえば、これまでに300超の選挙に携わり、勝率は7割を超えるといわれる。今回は公務を優先し、街頭演説が少ない小池氏だが、松田氏はSNSを駆使した戦略を練っているという。
「話題になった『AIゆりこ』は、選挙でAIを活用したいという知事のアイデアを具現化したもの。また、巷の話題を知事にインタビューするショート動画は、松田氏の発案で作成されました」（同前）
小池氏圧勝も予想されるなか、“勝率7割男”のダメ押しの一手は……。
