「陸の責任では全くない」数的不利が響き逆転負けも、ガンバ宇佐美貴史は退場の半田陸を擁護「首位にいく力があるチームなら...」

3位のガンバ大阪は6月30日、J1第21節で首位のFC町田ゼルビアとホームで対戦。上位対決は1-3で逆転負けとなった。

試合の命運を分けたのは先制して迎えた33分。半田陸が2枚目のイエローカードで退場に。数的不利となったG大阪は前半終了間際の45+2分、相手に同点ゴールを許し、61分には決勝点を献上。その8分後にはダメ押しの3点目を決められた。

先手を取った勢いのまま追加点を奪いたかったなかで、1人少なくなったことで形勢が傾き悔しい敗戦。キャプテンの宇佐美貴史は、「もちろん勝ちたかったですし、負けは非常に悔しい」としつつも、退場した半田を擁護した。

「1人少なくなったこと、その後の前半の終わり際に失点しまったことがすごく大きかったと思います。でも(半田)陸の責任では全くないですし、首位にいく力があるチームなら、おそらくあれでも耐えしのいで、後半、自分たちの時間に点を取ってという内容のゲームができたと思う。誰も陸に対して何も思ってないです」

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敗れはしたものの、宇佐美は「ここで負けておいて良かったって言えるようにこの後を過ごせばいいだけ」と前を向く。

「チーム全員すごく悔しい思いをしている。あの時のあの負けの悔しさがあったから良かったよね、とシーズンが終わった時に言えるように取り組んでいけばいいだけだと思います」

試合後にはチームに対し、「こういう悔しさを刻んで、次、勝って(サポーターを)喜ばせてあげようという話だけさせてもらった」のだと言う。サポーターの思いを背負い、宇佐美は全力で走り続ける。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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