市民ら下半期の無病息災願って 八戸・神明宮「茅の輪くぐり」

無病息災を願い、茅の輪をくぐる参拝者=1日午前0時すぎ、八戸市の神明宮

 八戸市廿六日町の神明宮で30日、初夏の風物詩「茅(ち)の輪くぐり」が行われた。7月1日午前0時を迎えると、市民らがカヤでできた直径約2メートルの大きな輪をくぐり、残る半年の無病息災を祈った。

 6月みそかの伝統行事で、輪をくぐることで上半期の罪やけがれをはらうという。

 同市内は30日、夕方過ぎから一時的に強い雨が降るあいにくの天気。その影響もあってか、例年に比べ短い行列となった。それでも、同日午後11時50分ごろには雨脚は弱まり、日付を越えると同時に、参拝者はそれぞれの願いを込めて輪をくぐった。

 同市城下の公務員小泉登枝さん(41)は「下半期もこのまま大きな災いなく過ごせますように、とお願いしました」と話していた。

 1日は本祭、神楽奉納、盆踊りが行われる。

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