気象庁は、中国地方では、あす（２日）昼前にかけて「土砂災害」に、きょう（１日）昼前にかけて「浸水害」に厳重に警戒するよう呼び掛けています。また、きょう（１日）昼前にかけて、「河川の増水や氾濫」に警戒するよう呼び掛けています。
【画像①～⑭】は、きょう（1日）午後9時までの雨雲レーダーによる中国地方の雨の予想です。◎はRSK山陽放送がある岡山市北区です。
［気象概況］
梅雨前線が、華中から対馬海峡を通り北日本にのびており、前線上の低気圧が日本海北部を東北東に進んでいます。
きょう（１日）は低気圧が北日本を通過し、前線は本州付近に南下して、その後あす（２日）にかけて西日本から東日本にかけて停滞する見込みです。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、中国地方では大気の状態が不安定となっているため、局地的に雷雲が発達する見込みです。
［雨の実況］
降り始め（６月２９日２０時）から７月１日０４時までの降水量（アメダスによる速報値）
□鳥取県
・大山町大山 ４６．５ミリ
□島根県
・吉賀町七日市 ８７．５ミリ
・隠岐の島町西郷 ７１．５ミリ
・津和野町森村 ６９．０ミリ
□岡山県
・鏡野町富 ７１．０ミリ
・津山 ４５．０ミリ
・新見市千屋 ４３．５ミリ
□広島県
・廿日市津田 １３７．５ミリ
・北広島町都志見 ９７．５ミリ
・安芸太田町加計 ９１．５ミリ
［雨の予想］
１日朝にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。その後も雨が続き、２日にかけて激しい雨の降るおそれがあります。
１日に予想される１時間降水量は多い所で、
山陽 ５０ミリ
山陰 ４０ミリ
２日に予想される１時間降水量は多い所で、
山陽 ３０ミリ
山陰 ３０ミリ
１日６時から２日６時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
山陽 １５０ミリ
山陰 １５０ミリ
その後、２日６時から３日６時までに予想される２４時間降水量は多い所で、
山陽 ８０ミリ
山陰 １００ミリ
［防災事項］
土砂災害、浸水害に厳重に警戒してください。河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷、突風に注意してください。
