死者299人で災害関連死70人に…能登半島地震発生からきょうで半年 仮設住宅4943戸完成も全半壊の建物公費解体は進まず

能登半島地震の発生から7月1日で半年を迎えました。
地震による死者数は、避難後の生活などで亡くなった災害関連死を含め、299人にのぼります。

これまでに亡くなった人の数は熊本地震を超える299人で、このうち70人が石川県による審査会で災害関連死に認定されています。

このほかにも、少なくとも100件以上の申請が遺族から寄せられていて、災害関連死の数は今後もさらに増える見込みです。

また、県が8月までに6810戸の完成を目指す建設型の仮設住宅は、これまでに9つの市と町で合わせて4943戸が完成しました。(※6月27日時点)

一方、全半壊した建物を行政が取り壊す公費解体は2万865棟の申請(※6月24日時点)に対して、工事が完了したのはわずか911棟にとどまっています。

今後は、復旧工事をさらに加速させることや、被災者のなりわい再建をいかに後押ししていくかが大きな課題です。

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