バレー石川祐希、敗戦直後に爽やかなスポーツマンシップ 準優勝に「日本は夢のようなチーム」海外喝采

バレー男子日本代表の石川祐希【写真:VNL提供】

ネーションズリーグ決勝

バレーボールのネーションズリーグ(NL)は30日(日本時間7月1日)、ポーランド・ウッジで決勝が行われ、世界ランク2位の日本代表が東京五輪金メダルで同5位のフランスにセットカウント1-3(23-25、25-18、23-25、23-25)で敗戦。大会初優勝とともに主要大会52年ぶりの金メダルは逃したが、大会初の銀メダルを獲得した。最後は主将の石川祐希がスパイクをブロックされて終戦。それでも、すぐに立ち上がり、優勝した相手を称えるスポーツマンシップを演じた。

第4セット、23-24で迎えたフランスのマッチポイント。相手サーブからライトの石川が渾身のスパイクを放ったが、相手のブロックに阻まれ、無情にも日本陣内に落ちた。デュースに持ち込めずに敗戦。その場にうずくまった日本のキャプテンとは対照的に、フランスがコート上で歓喜の輪を作る。しかし、石川は味方にうながされて立ち上がると、キャプテンとして最前列に立ち、ネット越しに相手とタッチを交わしていく。悔しさを押し殺して笑みを浮かべ、優勝を称えるシーンは中継にも映った。

VNL公式インスタグラムは「フランスが2024VNLのチャンピオンに!!」と題してフランス優勝の瞬間を紹介。海外ファンからは「日本には価値がある。来年こそ彼らは100%やってくれるわ」「日本が五輪で金を獲得できる自信がある。素晴らしいチームとイシカワがいる」「素晴らしい試合だった! 日本、強くなって戻って来て!」「日本は夢のようなチームだわ」「日本は信じられないぐらいよくやったわ。みんな素晴らしい働きよ」などと労いと喝采が送られていた。

THE ANSWER編集部

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