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パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、アメリカが新たに提示した停戦案について、ハマス側は「恒久的な停戦でなければ合意できない」などとこれまでの主張を繰り返し、交渉が停滞しているとの認識を示しました。
イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘をめぐっては、アメリカが5月に示した停戦案に文言を追加するなどして修正したとアメリカメディアが報じました。
これについてハマスの政治部門幹部は29日記者会見し、「恒久的な停戦や、イスラエル軍のガザからの完全撤退が含まれなければ合意はない」などと従来の主張を繰り返しました。
そのうえで、「交渉に新しいことはない」などと述べ、交渉が停滞しているとの認識を示しました。
複数のメディアによりますと、停戦に向けた交渉が進展しない場合、イスラエルが数週間以内にレバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」への攻勢を強めるためにレバノン南部に地上侵攻を行う恐れがあるとみられていて、アメリカなどの仲介国はハマス側に交渉を進めるよう促しているということです。