【7月権利確定】注目の株主優待がある4銘柄!優待を受ける際の注意点も

岸田政権による「貯蓄から投資へ」のシフトチェンジの発表から1年が経ちます。政府は今年1月からNISAの抜本的な拡充を行い、はや半年が経過しました。


増加中のNISA利用者

今年5月時点の国民の反応を調べてみると、証券会社10社(大手5社・ネット5社)のNISA口座開設件数は約27万件で昨年同月から約1.7倍に増加しています。また、NISA口座数は約1,501万口座で、昨年同月から約1.3倍に増加しています。さらに、買付額は、成長投資枠で約6,035億円で3.8倍、つみたて投資枠で約3,043億円で3.2倍に増加しています。全証券会社のNISA口座数は、2024年3月末時点において約1,623万口座となり、2023年12月末と比較し約187万口座増加しました(日本証券業協会調べ)。

全金融機関のデータからも、新NISAが国民の資産形成に欠かせない制度となりつつあることがわかります。

ひと口に投資といっても人それぞれ考え方や手法などは千差万別です。一概にどれが正解不正解ということはありません。現在、持っている株に含み損があったとしても突然のプラス材料の発表で株価が好転したり、また逆の展開も、然りです。株式を長期で取り組む人もいれば、デイトレーダーのように一分一秒刻みで利益を追求する人もいます。投資資金や年齢などによっても投資方法は変わります。

この時期は日に日に気温が高くなり疲れが溜まりやすいです。少しのんびりした気分で株主優待を目当てにした投資もおすすめです。7月に権利が確定する注目の株主優待を以下にまとめてみました。

アクシージア(4936)

中国のEC市場にてメイドインジャパンのブランドとして人気を誇っています。目元ケアやフェイスケアの基礎化粧品から、美容ドリンクを含む美容サプリメントを取り扱っています。株主優待は、「アクシージア公式オンラインショップ」で使える優待割引券。

【継続保有期間 1年未満】
200株以上で6,000円分、500株以上で1万2,000円分、1,000株以上で1万8,000円分

【継続保有期間1年以上】
200株以上で7,500円分、500株以上で1万8,000円分、1,000株以上で2万7,000円分

【継続保有期間3年以上】
200株以上で9,000円分、500株以上で2万4,000円分、1,000株以上で3万6,000円分

2024年6月28日現在株価1,025円
優待最低取得額 10万2,500円
※権利付き最終日7月29日

あさくま(7678)

全国に65店舗以上展開する1948年創業の老舗ステーキ&ハンバーグレストランです。ハンバーグとサーロインステーキの両方を楽しめる「あさくまグリル」は人気があります。

7月末日に100株以上の保有で、「あさくまおせち」などを抽選にて1点贈呈。

(1) あさくまおせち(松:3万円相当)を100人
(2) あさくまおせち(竹:2万円相当)を100人
(3)1ポンドシェアステーキ食事券 (2枚:1万4,500円分)を200人
(4)食事券(10,000円分)を200人
(5)食事券(5,000円分)を600人

なお、すべて落選してしまった株主には「3,000円分の食事券」が贈られます。

2024年6月28日現在 株価4,060円
優待最低取得額 40万6,000円
※権利付き最終日7月29日

ダブルエー(7683)

「ORiental TRaffic」や「WA ORiental TRaffic」(ダブルエー オリエンタルトラフィック)など、自社ブランドの婦人靴を企画・販売する企業です。

100株以上の保有で「ORiental TRaffic ONLINE STORE」で使える優待無料引換券を1枚贈呈(1枚につき靴1足無料)。

2024年6月28日現在 株価2,345円
優待最低取得額 23万4,500円
※権利付き最終日7月29日

バリューゴルフ(3931)

ゴルフ業界を活性化させるために、ゴルフにかかわる幅広いサービスを提供しています。またゴルファー(登録会員)向けの旅行の企画などのサービスを提供しています。

7月末に500株以上、継続保有期間1年以上で下記より1点を選択。

(1)オンコースレッスン割引券(1枚5,000円分)を2万円分
(2)JYPER’Sゴルフショップ割引券1枚2万円分
(3)ゴルフ旅行割引券(1枚10,000円分)を2万円分

2024年6月28日現在 株価995円
優待最低取得額 9万9,500円
※権利付き最終日7月29日

株主優待を得る際の注意点

最後に株主優待を取得する際の注意点をお伝えします。先ずは必ず「権利付き最終日」までに株を購入し、「権利付き最終日」の大引けまで保有していることが必要です。それと優待取得の条件や最新情報を確認することも忘れずにしてください。また、株主優待の使用条件(必要な株式数を保有していて、何年か継続保有を条件としている企業もあります)等の確認もしておきましょう。銘柄によっては優待を利用できる店舗が限られていたり「〇〇円以上購入すると割引券が1枚使える」など使用ルールがある場合もあるので、事前に欲しい優待の詳細を確認することが重要です。

また、業績悪化や株主還元の方法変更などにより優待廃止や優待縮小を決定する企業も多くあります。その場合、株価急落の事態に巻き込まれる可能性があります。優待を取得する目的で株式保有をしている人は、必ず決算発表時の内容を毎回確認するようにしましょう。

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