W杯最終予選で日本、豪州らと同居 中国代表OBが悲観的な風潮を一蹴「諦めてはいけない」

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたドン・ファンジョ氏【写真:Getty Images】

マオ・ジャンチン氏とドン・ファンジョ氏の元中国代表コンビが見解

2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア3次予選(最終予選)の組み合わせ抽選会が6月27日に行われ、森保一監督率いる日本代表はオーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアと同じグループCに入った。日本を含むカタールW杯に出場した3か国が同居したことで、中国のメディアやファンからは「死の組だ」「最悪だ」など多くの悲鳴が上がっている。

48チームに拡大される今回のW杯でアジアに与えられた出場枠は8.5チーム。アジア最終予選は進出18チームを6チームずつ3つのグループに分けホーム&アウェーの総当たり戦を実施する。3グループそれぞれの上位2チームが本戦への出場権を獲得し、3位と4位はプレーオフへ進出。合計6チームで争われるプレーオフから勝ち抜いた2チームが本戦へ出場し、3位になったチームは大陸間プレーオフへと進む。

元中国代表FWで、現役引退後はインフルエンサーとして人気の毛剣卿(マオ・ジャンチン)氏は、自身のSNSアカウントで動画を配信。「グループ2位以内は厳しいが、3~4位は希望がある。日本・オーストラリア・サウジアラビアの3強相手は厳しいが、バーレーン・インドネシアとの4試合で最低勝ち点8を得ること。ホームで3強相手に引き分けなら可能性はある。できる限りの準備をしよう」と分析した。

また、悲観的な反応が多いことに関してマオ・ジャンチン氏は、「少しは自信を持とう。始まってもないのに、悲観的になってどうする? 諦めてはいけない」と発破をかけた。

同じく元中国代表FWで、現役時代にイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドにも在籍し、現在は指導者兼解説者として活躍する董方卓(ドン・ファンジョ)氏は、「どこが相手でも一緒だ。自分たちの特徴を発揮するのみ」とコメントしている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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