エンゼルス追い上げ及ばず7連勝逃す アンダーソンは8敗目喫す

【タイガース7-6エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

日本時間7月1日、6連勝中と勢いに乗るエンゼルスは本拠地エンゼル・スタジアムでのタイガース4連戦の最終戦を迎え、最終回に猛反撃を見せたものの、6対7で惜敗。4連戦のスイープを逃し、連勝を7に伸ばすことはできなかった。タイガース先発のケーシー・マイズが6回途中3安打無失点で2勝目(6敗)を挙げ、5番手のタイラー・ホルトンは2セーブ目を記録。エンゼルス先発のタイラー・アンダーソンは5回途中7安打6失点と精彩を欠き、8敗目(7勝)を喫した。

初回にマーク・キャナの犠飛で先制されたエンゼルスは、先発のアンダーソンがピリッとせず、4回表にジャスティン=ヘンリー・マロイの3号ランニング2ラン本塁打などで3失点。5回表に二死1・2塁のピンチを招いて降板すると、2番手のアンドリュー・ワンツがカーソン・ケリーに5号3ランを浴び、0対7とリードを広げられた。6回裏にルイス・レンヒーフォのタイムリー二塁打で1点を返し、9回裏にはザック・ネトに11号3ラン、ジョー・アデルにも13号2ランが飛び出して1点差としたが、反撃及ばず6対7で敗れた。

3~4月に11勝19敗(借金8)、5月も10勝17敗(借金7)と大きく負け越したエンゼルスだが、6月は3連敗が1度もなく、14勝11敗と勝ち越し。月間の得失点差はマイナスであり、この勝敗は出来過ぎの感も否めないが、ロン・ワシントン新監督のもとで若手が着実に成長し、チームとして力をつけていることは間違いない。2014年以来10年ぶりのポストシーズン進出は極めて厳しい状況だが、収穫の多いシーズンとなる可能性は十分にありそうだ。

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