野球用品ブランド「竹藪」創設、バット振り抜きやすさこだわり スポーツオーゾネ、選手の声反映

新ブランド「竹藪」をPRする(左から)大曽根觀次会長、忠典社長、凌一さん=羽島市竹鼻町丸の内、スポーツオーゾネ

 スポーツ用品販売のオーゾネ(岐阜県羽島市竹鼻町丸の内)は、新たな自社ブランド「竹藪(たけやぶ)」を立ち上げた。50年を超える販売実績を生かし、選手やコーチら顧客の声を反映させた木製バットやグローブを展開する。

 同社は大曽根觀次現会長(81)が創業。野球を中心としたスポーツ用品を格安で取り扱い、現在は長男忠典さん(54)が社長に就く。忠典社長の長男凌一さん(25)が入社したのを機に「親子3代の考えを出し合い、会社を象徴する新ブランドを」と立ち上げた。

 ブランド名は会社の所在地「竹鼻町」に由来し、竹の「攻め込まれにくい」「しぶとく生きる」といったイメージに着想を得た。

 第1弾のバットは北米産のメープル材を使用。選手らの意見を聞いてバランスや重量感を細かに調整し、振り抜きやすさにこだわった。秋頃から販売するグローブは、部位ごとの革の固さや糸の色などカスタマイズできる。今後は野球以外の商品も展開する予定。

 担当の凌一さんは「お客さんの意見を直接聞ける、うちだからこそのブランド」と話している。

 バットは1万2650円で、スポーツオーゾネやネット通販で販売。問い合わせは同社、電話058(392)1597。

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