神奈川県のDV件数は微増 平塚市は増加傾向 平塚市・大磯町・二宮町・中井町

2023年度の神奈川県配偶者暴力相談支援センターで受け付けたDV相談等の件数がまとまり、6月14日に発表された。23年度の相談件数は5353件で、22年度の5271件を82件上回った。そのうち、被害者本人からの相談は4205

だった。

内訳を見ると、男女別では女性が3742件に対し男性は462件、年齢別では40歳代が最も多く1386件、次いで50代の1097件だった。暴力の種類別では、精神的暴力の3857件がトップで、身体的暴力が1967件、経済的暴力が1682件と続く。

また、加害者によるさらなる暴力や追及の可能性が高い場合には、DV防止法に基づき、県が一時保護を行っている。23年度の保護件数は179件で、うち102件が子どもを同伴していたという。

平塚市では

平塚市では、DV相談だけでなく、女性が抱えるさまざまな問題や悩みに関して、女性の相談員が相談を受ける「女性のための相談窓口」を開設している。

同窓口の23年度の相談件数は813件(暫定値)で、うちDV相談は219件だった。過去5年を遡り、DV相談の件数を見てみると、19年度が127件、20年度が131件、21年度が144件、22年度が186件と徐々に増加している。

平塚市人権・男女共同参画課では「DVに関わらず相談を受け付けているので、どこに相談したらいいかわからないという方は一度相談してほしい」と話している。

同窓口は電話や面談で相談を受け付けている。相談時間は月〜金の午前9時30分〜午後4時。相談料無料。【電話】0463・21・9611。

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