横浜銀行本牧・新本牧支店 行員の連携で特殊詐欺を阻止 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

感謝状贈呈の様子

横浜銀行本牧・新本牧支店の行員2人が還付金の特殊詐欺被害を阻止したとして6月21日、山手警察署(寺内秀幸署長)から感謝状を贈呈された。

5月2日、70代の女性が医療費の還付手続きについて相談に訪れた。対応した北村泉さんは話を聞き、「区役所の人から銀行に手続きを委託していると言われた」など、詐欺を疑うキーワードがいくつか出てきたことから、杉本康子さんに相談した上、警察に通報し被害を阻止した。

北村さんは「今後もお客さんの話を聞いて疑問を感じたらすぐに相談し、阻止していきたい」、杉原さんは「報道されている話題から疑うべきポイントを思いつくかもしれない。アンテナを張っていきたい」と話した。

昨年から5件の被害阻止

同支店では昨年3件、今年2件の被害を阻止している。日頃から発生事案は行員同士で共有している。また、警察から渡されているチェックリストを活用し、少しでも詐欺を疑う場合はすぐに警察に通報しているという。「署と支店が近いこともあり、すぐに現場に駆け付けてもらえることも被害を未然に防げている要因の一つではないか」と一尾亮輔支店長は話す。

寺内署長は「客の話をしっかり聞き、怪しいと思ったらすぐに通報してくれて心強い。今後も地元と連携しながら人々の財産を守っていきたい」と感謝を述べた。

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