3冠王目前なのに…大谷翔平は前半戦MVPならず 米記者の決断、立ちはだかる530億円男

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ハーパーが前半戦MVPに選出…打率.303、20本塁打、58打点

フィリーズのブライス・ハーパー内野手が前半戦のMVPに選定されている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が「シーズン半ばのアワード、2024年最大のサプライズと失望」と題した記事の中で「前半戦のアワードの勝者たち」を紹介している。

左太もも裏を痛めた影響で28日(日本時間29日)に10日間の負傷者リスト(IL)に入ったハーパーだが、今季はここまで76試合に出場して打率.303、20本塁打、58打点、OPS.981の好成績をマークしている。フィリーズと13年総額3億3000万ドル(約530億円)の契約を結んだ2019年以降にもMVPを1度獲得したスーパースターとして、人気実力ともに球界トップクラスだ。

通算326本塁打を誇る左のスラッガーは、オールスター戦のファン投票ではナ・リーグ最多得票となっている。一方でドジャース・大谷翔平投手は打率.316、26本塁打で現在リーグトップ、62打点はトップと6点差とするなど“3冠王”に迫る勢いではあるものの、前半戦MVPはハーパーの手に渡った。

同記者は「彼は攻撃面のどのカテゴリーでもリーグトップに立っていないが、打率、本塁打、打点、出塁率、長打率、OPSを含め、どこを見渡しても彼はトップ5に入っている。そして彼の一塁でのプレーは非常に素晴らしい」と絶賛している。

また、ア・リーグの前半戦MVPはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が選ばれている。ジャッジは今季、83試合に出場して打率.316、31本塁打、82打点、OPS1.144と驚異的な成績を残し、3冠王争いでも存在感を発揮している。(Full-Count編集部)

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