『【推しの子】』第2期 第一話先行上映会レポート|キャスト陣がOP・ED映像の注目ポイントを語る

2023年4月から6月にかけて第1期が放送、その後もさまざまなコラボやイベントなどが展開され、国内外問わず多くのファンを魅了したTVアニメ『【推しの子】』。

2024年7月3日(水)23時より、TOKYO MXほか全国35局にて放送開始となる第2期 第一話の先行上映会が6月30日(日)に全2回実施された。

第一話の上映後には、御礼舞台挨拶(第1回)、記念座談会(第2回)をそれぞれ実施。大塚剛央(アクア役)、伊駒ゆりえ(ルビー役)、潘めぐみ(有馬かな役)、石見舞菜香(黒川あかね役)、大久保瑠美(MEMちょ役)が登壇し、ついにお披露目となった第2期への思いを語った。

初めて本編を観たお客さんの熱を受け、キャスト陣も熱くトークを展開した舞台挨拶の模様をお届けする。

■ついにお披露目となった第2期の物語や、OP・ED映像の注目ポイントをキャスト陣が熱く語る!

上映直後の興奮も冷めやらぬ中、MCの松澤ネキさんの呼び込みでキャスト陣が登場。お客さんのキラキラした表情を見て、笑顔を浮かべたり、コール&レスポンスを楽しみながら一人ずつ挨拶した。

本編を振り返る前に、まずは詳細が初解禁となったOP・ED主題歌アーティストを紹介。続けて、両アーティストからのコメント映像が上映された。

OPアーティストは、中島健人・キタニタツヤによる特別ユニット「GEMN」。OP主題歌「ファタール」の映像について、「最高だよ!」と潘さんが口火を切ると、他のキャスト陣も、アイにまつわる心を揺さぶられる演出や、劇中舞台「東京ブレイド」のキャラクターたちの衣装や動きが楽しめる点などを絶賛。また、大久保は「アクアとルビーが手をつないで一緒に、言い方は悪いんですけど“落ちていく”んですよ。これって……?」と、お客さんに注目してほしいポイントを紹介した。

ED主題歌は羊文学による「Burning」。PV第1弾ですでに音源が少しだけ明らかになっていた「ファタール」と違い、「Burning」は本上映が完全な初解禁だったこともあり、こちらもOP同様、大いに盛り上がっている様子だった。ED映像は、ルビーが主に描かれており、伊駒は「ルビーちゃんがいろいろな感情を表現してくれているようなED主題歌になっていて。演じていても、結構明るい場面が描かれることが多いキャラクターではあるなと思っていたので、このED主題歌が持っている意味をすごく考えさせられるものになっていると思います」と魅力をアピールした。

続いて、上映された第十二話(第2期 第一話)についての話へ。大塚も「一気に引き込まれた」という冒頭をはじめ、随所に散りばめられた“舞台らしさ”を感じられる演出や、お芝居の“すごさ”や“色”を表現した演出などを口々に絶賛した。

役者たちの激しいぶつかり合いが繰り広げられる本編。そのアフレコ現場については、新キャラクターが多数登場したこともあり、第1期とはまた異なる集中力が感じられる雰囲気になっているそう。また、第1期の収録時は分散収録だったため、久しぶりに大勢で掛け合いができたことを喜んでいる様子だった。

新キャストのお芝居について話が移ると、大久保は鮫島アビ子役の佐倉綾音のある台詞が特に印象に残った様子。番組ラジオ『【推しの子】のおはなし シーズン2』の次回ゲストが佐倉であることから、「(そのシーンについて)訊いておきます」と大塚が答え、自然な形で(?)ラジオの宣伝が行われる一幕も。

新キャラクターとともに注目が集まるのが、石見、大久保の推しであり、第2期で再登場を果たす鳴嶋メルト。5月に開催した有観客生放送「【推しの子】を推す会」で、ふたりが考案した「メルトのボイスドロップ」について、「第2期のセリフも追加してほしいので、(開発を)まだ待ちます!」と推しに対する熱意が感じられるコメントを残し、お客さんの笑いを誘った。

本編についてトークを終え、最新情報の解禁コーナーへ。まずは、ED主題歌「Burning」を使用したPV第2弾が上映された。役者たちはもちろん、作品を世に送り出すために奮闘し、時に意見が衝突することもあるクリエイターたちにもフォーカスした映像に、キャスト陣、お客さんともに見入っている様子だった。

続けて、キャラクターソングCDVol.4の発売、Blu-ray・DVDの発売、大型イベントの開催などを発表。B小町待望の新曲については「原作を読まれている方は一曲はわかるんじゃないかな」「めちゃくちゃ挑戦した曲だった」と紹介。3人で話し合いながら、丁寧に作り上げていることをアピールし、お客さんの期待を煽った。

盛りだくさんの発表を終え、フォトセッションの時間になると、本作のイベントではすっかりお馴染みとなったアイの着ぐるみが今回も登場! 潘から「今日イチテンション高いじゃん!?」とツッコまれるほどもテンションが上がった大塚の「アイーーー!!!」という力強い雄叫びがこだまし、客席から笑いが漏れた。

最後にキャスト陣が一人ずつ挨拶。ようやくファンと第2期を観た感想を共有できた喜びを語っていった。最後は、大塚が「第2期も一話一話見どころが目白押しです。演出もすごくこだわって作られていますし、映像も、音楽も、キャストさんのお芝居ももちろん、最後の最後まで見逃せない展開になっていますので、楽しんでいただけたらと思います。引き続きよろしくお願いします!」と力強くメッセージを送って、舞台挨拶を締めくくった。

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