大谷翔平 6月MVPはハーパーと一騎打ちか リーグ最多12本塁打&24打点 打率とOPSはライバルに軍配

 大谷翔平(左)とハーパー

  「ジャイアンツ10-4ドジャース」(30日、サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手は5打数無安打。6月6日のパイレーツ戦以来、21試合ぶり今季4度目の1試合3三振を記録し、連続安打試合は4で止まった。しかし、6月はナ・リーグ最多の12本塁打、同最多タイの24打点をマークするなど、昨年7月以来、自身5度目の月間MVPが有力視されている。

 6月男の本領発揮。エンゼルスに所属した昨年は6月に15本塁打をマークし、日本選手と球団の月間最多記録を更新した大谷が新天地でもその強さを証明した。

 6月は25試合に出場し、打率・293、12本塁打、24打点、OPS1.110。最初の8試合こそ、打率・206、1本塁打、3打点、OPS・594と精彩を欠いたが、6月11、12日のレンジャーズ戦で2試合連発を記録して波に乗った。同16日からは球団新の11試合連続打点をマーク。打率と本塁打でリーグトップに立ち、打点でも3位に浮上し、地元中継局では大谷の打席のたびに三冠王が話題になっている。

 6月は打率こそトップ10圏外だが、メジャー最多の本塁打はリーグ2位のメリル(パドレス)に3差をつけ、長打率・734は2位ハーパー(フィリーズ)を圧倒。得点、塁打数でもリーグ最多をマークしている。

 月間MVPの対抗馬と目されるハーパーは7本塁打、16打点とやや見劣りはするが、打率・374、出塁率・452、長打率・714、OPS1.166はいずれも大谷を上回っている。

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