大企業・製造業の景気判断が2期ぶりに改善しました。
6月の日銀短観では、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた指数が、大企業・製造業でプラス13となり前回調査を2ポイント上回り小幅ながら、2期ぶりの改善となりました。
認証不正に伴うダイハツ工業の生産停止の影響が和らいだほか、素材産業を中心に価格転嫁が進んだことなどが主な理由です。
一方、大企業・非製造業は、プラス33と、前回を1ポイント下回って16期ぶりに悪化しました。
円安による原材料費の高騰や人件費の上昇で、特に小売業が振るいませんでした。
