民友旗、地域防災へ決意新た 大玉村消防団、受賞記念パレード

消防車両に民友旗を掲げて村民に披露した受賞記念パレード

 第77回県消防大会で、県内消防団最高の栄誉とされる福島民友新聞社の「民友旗」を初めて授与された大玉村消防団は30日、村内で受賞記念パレードを行った。団員らが村民と受賞の喜びを分かち合い、地域防災への決意を新たにした。

 団員ら約100人が参加した。高橋信一団長と押山利一村長が乗り込んだ消防車両やラッパ隊、団旗などを掲げた団員らが行進。民友旗を高々と掲げて村民らにお披露目した。

 パレード後、村内で受賞祝賀会も開かれた。高橋団長が「今後も村民の負託に応えられるよう団員と共に消防団活動に精進する」、押山村長が「伝統ある大玉村消防団を継承し、村民の安心、安全のために活動することを期待する」とあいさつ。福島民友新聞社の野崎広一郎社長がお祝いの言葉、押山義則村議会議長らが祝辞を述べた。席上、野崎社長が高橋団長に受賞記念パネルを贈った。

 同消防団は、東日本大震災や2019年の東日本台風による被災者、被災地の支援に力を尽くしたほか、村内を巡回して火災予防を呼びかけ、火災発生件数の減少に貢献するなどした。県消防大会は6月に二本松市で開かれた。

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