「ひとりじゃない、理解してくれる人がいる」事件事故の遺族が交流 福島・猪苗代町

東北在住の犯罪や事故の被害者の遺族が、29日から2日間、福島県猪苗代町で交流会を開き、支援のあり方などについて意見を交わしました。

この交流会は、東北在住の犯罪や事故の被害に遭った遺族同士の情報共有や交流を深めようと、犯罪被害者団体ネットワーク「ハートバンド」が開きました。東京以外の地方でこうした会が開かれるのは初めてです。

会には約20人が参加して、29日に開かれた講演では、15年前に交通事故で福島大学の学生だった甥を亡くした渡邊尚子さんや、2年前に事故で夫を亡くした青森県の福井友望さんが、それぞれの体験を話しました。

また遺族への支援のあり方について意見を交わしました。

ハートバンド 井上郁美さん「自分は独りじゃないんだ、自分のことを理解してくれる人がたくさんいるんだと、そういう感覚をお土産に持ち帰ってくれたらいいなと思います」

ハートバンドでは、こうした交流の場を今後もつくっていきたいとしています。



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