「さて、用を足しますか」と便座に座ったら 目の前にまさかのかわいい光景が 2万“いいね”の話題に

生後2か月のマンチカンのミックス、もなかくん【写真提供: SuiとMona. 里子の姉弟(@sui_mona)さん】

ねこの後追いはとてもかわいいですが、場所によっては困ってしまうことがあります。X(ツイッター)では、保護ねこサイトからお迎えしたばかりの子ねこと思わぬ場所で遭遇した、飼い主さんの投稿が話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「なぜかトイレついてくるんよね」

「さて、用を足しますか……。と座ったら目の前にいた。貴様……、いつのまに……???」

そんなコミカルなメッセージが添えられた2枚の写真。そこには、便座に座った飼い主さんの膝が写っており、その先に小さな小さな子ねこがいます。

飼い主さんと離れたくなかったのか、トイレにまで後追いをしてきてしまった子ねこ。「何か問題でも?」とでも言いたげな、上目遣いには思わずノックアウトしてしまいそうです。

投稿は反響を呼び、2万件もの“いいね”が。引用リポストには、「小さき命がかわいすぎて涙腺が」「ねこってなぜかトイレついてくるんよね。かわいいいい」などの声が寄せられています。

いつの間にかトイレについてきていたもなかくん。実際の様子【写真提供: SuiとMona. 里子の姉弟(@sui_mona)さん】

保護ねこサイトを通じて2か月違いでお迎えした2匹

話題になったのは、マンチカンのミックスで生後2か月の男の子「もなか」くん。ラグドールで生後7か月の女の子「睡蓮」ちゃんと一緒に暮らしています。

ずっと、2匹のねこをお迎えしたいと考えていた飼い主さん。ねこと暮らせる家に引っ越したことをきっかけに“家族”を探し始めました。

そして、今年の3月、保護ねこサイトを通じて、睡蓮ちゃんを迎えることに。迎えた当初、睡蓮ちゃんは耳とシッポ以外、体のほとんどが真っ白だったそう。その美しい姿から、飼い主さんは好きな花である「睡蓮」と名づけました。大切に育てられた睡蓮ちゃんはおとなしくて優しい性格で、抱っこしても怒らずいたずらもしないそう。帰宅時には必ず玄関まで迎えに来てくれる、心強い存在です。

睡蓮ちゃんのお迎えから2か月後の5月、同じサイトから“弟分”としてもなかくんをお迎えしました。「和風っぽい」かつ「2文字で略したときに響きがいい」というのが名前の由来。暴れん坊でやんちゃな性格で、壁を登ったり、部屋を疾走したり、飼い主さんの後を追ったりなど、いつも元気いっぱいに遊んでいます。

「睡蓮は、家庭の事情で飼えなくなった方から託していただきました。もなかは、一般家庭で生まれた5匹兄弟の1匹で、全員は飼いきれないため里子に出された子です。2匹の元飼い主さんとはSNSを交換していて、もなかの兄弟ねこたちの様子を見ることもできますし、お二方とも今でも連絡をくださいます」

睡蓮ちゃん(奥)ともなかくん【写真提供: SuiとMona. 里子の姉弟(@sui_mona)さん】

「仲は良いのでよく一緒に寝ています」

性格が異なる2匹ですが、関係性は良好。もなかくんは睡蓮ちゃんのことが大好きなようです。

「もなかは睡蓮のやることすべてを真似したくて、どこにでもついていってじゃれるので、睡蓮に少しウザがられています(笑)。そういうもなかのやんちゃさを、睡蓮が半分諦めた目で見ている、みたいな関係です。仲は良いのでよく一緒に寝ています。睡蓮が寝ているところにもなかが無理矢理寄り添っているだけ説もありますが……(笑)」

優しい“お姉ちゃん”と飼い主さんのおかげで、トイレにも後追いするほど、すっかり甘えん坊なもなかくん。ほっこりする日常は、インスタグラム(sui_mona)見ることができますよ。

○取材協力: SuiとMona. 里子の姉弟(@sui_mona)さん

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