対馬で激しい雨 氾濫危険水位を超えた川も…長崎空港では欠航相次ぐ【6月30日】

 梅雨前線の影響で、長崎県対馬市は30日、激しい雨に見舞われた。佐護川(同市上県町)は同日午後3時10分に氾濫危険水位の4メートルを超え、その後に最大5.79メートルに達した。長崎地方気象台は、梅雨前線が7月1日にかけて対馬海峡に停滞する見込みとし、土砂災害への警戒も呼びかけている。
 同気象台によると、降り始めの29日午前11時から30日午後3時までの降水量は同市厳原で156ミリ、同市鰐浦で119.5ミリなど。1日に予想される1時間降水量は県北部と壱岐・対馬で50ミリとなっている。
 大雨に伴う冠水と倒木により対馬市内の国道と県道が最大2カ所全面通行止めとなった。
 このほか強風と悪天候の影響で、長崎空港発着の計22便が欠航。到着便3便が、目的地を福岡空港に変更した。

© 株式会社長崎新聞社