サッカー=鼻骨折のエムバペ、「標的になる」覚悟でベルギー戦へ

[デュッセルドルフ(ドイツ) 30日 ロイター] - サッカーのフランス代表でキャプテンを務めるFWキリアン・エムバペは30日、鼻骨を骨折している自身が試合で標的にされても驚かないと語った。

エムバペは17日に行われた欧州選手権(ユーロ)1次リーグD組初戦のオーストリア戦で相手選手と接触した際に負傷。21日のオランダ戦にはベンチ入りしたものの出場せず、25日のポーランド戦ではフェイスマスクを着用して出場し、ゴールを決めた。

フランスは7月1日のベスト16でベルギーと対戦する。エムバペは記者会見で「鼻骨を骨折していて、まだ手術をしていない状態でプレーしたら標的になるだろう。手術を受けずに大会に残り、プレーすると決断したときから、自分が何をしようとしているのか分かっていた」とコメント。

そして、「少しぶつかって痛くなることもあるかもしれないが、全力を尽くし、フランスが勝ち上がるための助けとなるつもりだ。それで誰かが鼻を狙ってくるなら、それはそれ。もう折れているのだから」と述べた。

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