1日夜から2日昼前にかけ再び大雨の恐れ 広島県が災害対策本部員会議 土砂災害警戒を訴え

断続的に降る雨で浸かった平和大通りの緑地帯=1日午前8時50分、広島市西区東観音町(撮影・宮原滋)

 広島県は1日午前8時、県庁で県災害対策本部員会議を開いた。県や県警、県教委などの幹部たちがオンラインを含めて参加。広島地方気象台の職員が1日夜から2日昼前にかけて再び雨が強まる見通しを報告した。これまでの雨で土壌が緩んでいるとして、土砂災害に警戒するよう注意を促した。

 県危機管理課によると、午前9時時点で大雨に伴う人や住宅への被害は確認されていないという。会議後、湯崎英彦知事は「災害の恐れが非常に高まっている。危険が迫る前に災害から命を守る行動をとってほしい」と県民に呼びかけた。

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