「復興草履」震災以降ずっと作り続け311足 山田、収益を能登へ

おしゃっちで布草履作りに励む昆あや子さん(右)と三浦秀太郎さん=大槌町末広町

 山田町の昆あや子さん(75)と三浦秀太郎さん(86)は、東日本大震災発生後から布草履を作り続けて311足に到達した。復興支援のボランティアに教わり、全国から届いた浴衣や着物を材料に地道に励んできた。恩返しにと販売を始めており、売り上げの一部は能登半島地震や台湾東部沖地震の被災地などに送る。

 大槌町末広町のおしゃっち近くの三陸御社地(おしゃち)天満宮。世界平和と幸福への願いを込めて布草履の祈祷(きとう)をした。

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