［３０日 ロイター］ - 米大リーグ（ＭＬＢ）エンゼルスの主砲で４月に左膝を負傷し離脱中のマイク・トラウト（３２）が２９日、７月下旬までに復帰できるとの見通しを示した。
ア・リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）に３度輝いているトラウトは４月２９日のフィリーズ戦で左膝を負傷。半月板断裂と診断され、５月３日に修復手術を受けた。離脱するまで２９試合の出場で、打率２割２分、出塁率３割２分５厘、長打率５割４分１厘をマークし、両リーグトップタイの１０本塁打を放っていた。
トラウトは記者団に対し、リハビリ中に痛みが出たため回復には想定以上に時間がかかったと説明。現状については「調子が上がってきて、本当にいい感じだ。今の状態には満足している。正確な時期は決めないが、全てのテストに合格して走ったり、打ったり、投げたりできるようになったら戻るつもりだ」と語った。
ＭＶＰ３回、オールスター１１回選出、シルバースラッガー賞（打撃ベストナイン相当）９回受賞と輝かしい実績を誇るトラウトだが、２０２１年はふくらはぎの故障で３６試合、２２年は背部負傷で１１９試合、昨季は手の骨折で８２試合の出場にとどまるなど昨今はけがに悩まされている。
昨季までは大谷翔平選手（現ドジャース）とエンゼルスの主軸として支え合っていた。
